GOLF GTI EATER
VOLKSWAGEN GOLF GTIと言えば、ホットハッチの代名詞的存在ですが、そのGOLF GTIのライバルとして1980年代にはPUGEOUT 205GTIも人気を博しました。
GOLFもモデルチェンジを重ねるごとにボディ・サイズが大型化し、現在のプジョーのライバルは308GTIとなっております。
以来、現行モデルに至るまでこの2台はずっとライバル関係にあります。
GOLF GTIに、GTI Performance、GTI TCRがラインナップされているのに対して、PEUGEOTは、GTI by PEUGEOT SPORTのみの設定となっています。少し前までは250馬力仕様と270馬力仕様の2種類のGTI by PEUGEOT SPORTが存在しましたが、現在は270馬力のみがカタログモデルとして載っています。
スペックを比べてみると、2.0LのGOLF GTIが230ps、GTI Performanceが245ps、GTI TCRが290psを発揮するのに対して、PUGEOUTはターボのブースト圧を2.5barまで高めることで1.6Lで270psを発揮しています。現行型なら私は、PEUGEOTの方が好みです。おそらく造りはGOLFの方がソツがないのでしょうけど、PEUGEOTの方が全体的なまとまりとしては、GOLFを上回っていると思います。特にリアスタイルはPEUGEOTのデザインがいいですね。
ただ、フロントグリル周りのデザインが少し弱いかなと思います。一目でPEUGEOTと分かるアイコンが確立されていないのがその理由です。GOLFは初代からGTIには赤いラインが入っていてそれがアイコンとなっています。そのことを知ってか、最近のマイナーチェンジでグリルを黒くしたり、フロントバンパーのエアインテーク周りの造形を変えて存在感を出そうと頑張っています。ほとんどの方は気付かないでしょうけど、ボンネットのプレスラインも変えているんですね。GTIに関してはPEUGEOTは6MTのみの設定なので、販売面でそれがネックになっていないか気になるところです。GTI以外のグレードでは、最近6速ATから8速ATに変更されているので、これをGTIにも設定できないのかと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?(そのままでは、ハイパワーのGTIに対応できないかもしれませんが)
フランス車らしくシートの造りも良く、個性的だけど洒落たインテリア、ドイツ車に飽きた方に乗っていただきたいクルマです。
ここのところのPEUGEOTは超小径のステアリングになり、メーターをステアリングの上から見下ろすスタイルとなっているので、最初は戸惑うかもしれません。特にステアリングの小ささは違和感を覚えるでしょう...カッコいいんですけど。
※この記事は、昨年の春のものです...
☝GTI by PEUGEOT SPORTのコンセプトモデル「Peugeot 308 R Concept」
☝2トーンの「クープ・フランシュ」はかなり大胆です!
☝「クープ・フランシュ」は、赤/黒だけでなく青/黒のバリエーションもあります。
☝WTCR仕様のGTI by PEUGEOT SPORT
☝270馬力仕様のPEUGEOT SPORTのフロントシートは肩のあたりもサポートされる形状になっています
☝こちらは250馬力仕様のPEUGEOT SPORTのフロントシートです。270馬力仕様とは肩やサイドサポートの形状が異なります。
☝ノーマルモデルでもサポートが良さそうなシート形状になっています。
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