MAZDA POTER CAB
1969年、MAZDAから1台の軽トラックが発表されました。
そう、MAZDA POTER CABのことです。
この「POTER CAB」は、私の中では、「あかんべサンバー」(初代サンバーのことです)と並んで大好きな軽トラの1台なのです。
最初期型では、フロントのベンチレーターリッドが無く、サイドウインドも初代Mini MkⅠのようなスライド式を採用していました。この最初期型がデザイン的には1番優れているかもしれません。POTER CABの最大の特徴とも言えるヘッドライトベゼルにスリットが入っていて、ここから外気を導入しているのです。エンジンは空冷2気筒360cc2サイクルエンジン(CC型23馬力)を搭載し、カタログでは「実用的な中高速域で抜群の加速力」と謳われています。
発売から1年後の1970年に早くもマイナーチェンジが行われ、フロントにベンチレーターリッドを設け、スライド式のサイドウインドから三角窓の付いた一般的なものに変更されました。
当初は一方開きだけでしたが、後に三方開きもラインナップされました。
サイドから見たプロポーションがキャビンとの一体感のある一方開きの方が均整のとれたデザインとなっています。
デビュー当初のカタログが洒落ていて、当時流行っていたサイケデリックな模様やユニークなイラストが入っていたり「猛烈店主の猛烈キャブ」などと今では考えられないようなキャッチコピーを載せてあったりと見るものを楽しまさせてくれます。
☝最初期型のフロントです。SIMPLE IS BESTです!! キテレツ大百科のコロ助に見えてしまうのは私だけ?
☝このキャビンからサイドにつながるラインが秀逸です!
☝このとおり、カタログには「猛烈店主の猛烈キャブ」のコピーとユニークなイラストが...
この頃、猛烈という言葉が流行してた微かな記憶があります。
☝インスツルメントパネルは初期型ではこのようにシンプル!メーター周りに小物がいっぱい置けます。こんなに機能に徹したクルマが1台くらい今の時代にあってもいいような気がするんですけど...(シートベルトが無いのは論外ですが)
☝最初のマイナーチェンジを受けたモデルです。ベンチレーターリッドが付いたため、MAZDAのエンブレムが上方に移動しているのがわかります。マイナーチェンジを受けても、まだヘッドレストが装備されていません。
☝トミカ リミテッド ヴィンテージの LV-185c マツダ ポーターキャブ一方開(ブリヂストン)です。タイヤ3本付いてきます。
☝何度も言いますが、サイドプロポーションが秀逸です!
☝これが、あかんべサンバーです!
☝ヘッドライト下部があかんべしたように見えることからこう呼ばれています。
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