HONDA CR-X

AE/AF/AS型

HONDA CR-X、私が大学生の頃に一番欲しかったクルマです。

小振りなワイド&ローフォルムは憧れでした。

初代CR-Xは、1983年7月 バラードスポーツとして「デュエット・クルーザー」のキャッチコピーでデビューしました。ファストバッククーペのボディは、テールエンドをスパッと断ち切ったcoda tronca(コーダトロンカ)と呼ばれ空気抵抗に優れた形状になってします。低い車高、ショートホイールベースにワイドトレッドでハンドリングは非常にクイックなため、ステアリングのニュートラル付近の反応を敢えて鈍くセッティングされていたそうです。

フロントフェンダーとドアは、ABS樹脂とポリカーボネートの複合素材の「H.P.ALLOY(エイチ・ピー・アロイ)」、前後バンパーは、ポリプロピレンをベースとした「H.P.BLEND(エイチ・ピー・ブレンド)」を採用し軽量化が図られています。

オプションでルーフベンチレーションが用意されていたりして格好良かったですね !!

デビュー当初は、1500ccの1.5iと1300ccの1.3の2本立てでスタート、1.5iはPGM-FI仕様のEW型、1.3はシングルキャブレター仕様のEV型SOHC 4VALVEエンジンが搭載され、その後ZC型DOHCエンジンを搭載したSiが追加されました。

SiはDOHCエンジンの2個の大径カムプーリーをクリアするため「パワーバルジ」が付けられていて、一見して他のモデルと識別できるようになっています。

学生の頃、白のSiが欲しくて欲しくて堪らなかった思い出があります。

マイナーチェンジで内装の質感が上がり、外装はセミリトラクタブルのヘッドライトが輸出仕様の固定式に、ウエストライン下部がボディ同色となり、Siでは前後バンパーが大型化されサイドシルの形状も変更されましたが、初期モデルの方がデザイン的にバランスが取れているように思います。

EF6/EF7/EF8型

1987年9月に発売された二代目CR-Xは、「サイバー・スポーツ」のキャッチコピーでデビューしました。スタイルは先代のイメージを踏襲しつつ、各部がフラッシュサーフェス化され全体的になめらかなラインとなり、足回りは前後ともダブルウィッシュボーン式サスペンションが奢られています。

当初1500ccの1.5Xと1600ccのSiの2本立てでスタートしました。1.5XはデュアルキャブのD15B型エンジンを、Siは先代モデルのZC型DOHCを引き継いで搭載していました。

1988年8月マイナーチェンジが行われ、ボンネットの中央部のプレスが凹型から凸型に変更されことから、初代からのSiの特徴だった「パワーバルジ」は廃止されました。

1989年9月、「VTEC」(可変バルブタイミング&リフト機構)を備えたB16A型エンジンを搭載したSiRを追加。最高出力は160PSを発生し、排気量1Lあたり100PSという当時の市販車のNAエンジンとしては驚異的な出力を誇っていました。

この2代目のCR-Xも初代に負けないくらい好きです。

2010年2月、CR-Xのデザインの流れを汲むハイブリッドスポーツCR-Zも発売されましたが、残念ながら昨年生産を終えています。

CR-Xはそのコーナリング性能の高さから、走り屋に人気があったこともあり、現存する個体はかなり少なくなっています。

今、程度のいいEF6/EF7/EF8型があれば本気で欲しいですね。

FFライトウェイトスポーツのパイオニアCR-X、これも今手に入れておきたい1台です....

☝初代CR-Xの1.5i、セミリトラクタブルヘッドライトがいい感じです !!

☝1.5iを横から見たところ、小さく低くギュッと詰まった感じが堪りません。この1.5iで車両重量は、800㎏!!

☝こちらは1.3、スチールホイールがいい味出してます ‼ 1.3では車両重量は、760㎏!!

☝マイナーチェンジ後の1.5i、輸出用の固定式ヘッドライトになっています。

☝マイナーチェンジ後の1.3です。1.5i同様固定式のヘッドライトとなっています。

☝こちらはマイナーチェンジ後のSiです。前後バンパーとサイドシル周りの形状が変わったことが見て取れます。Siの車両重量は、マイナーチェンジ前のモデルで860㎏!!

☝2代目Si、ボンネットのコブのように見えるのが、パワーバルジです。Siの車両重量は、880㎏!!

☝初代より丸みが強くなったフォルムとなっているのが分かります。

☝日本仕様にはなかった海外向けのベーシックモデル。基本となるデザインがいいと、素のベーシックモデルでもカッコいいでしょ...

☝これも輸出仕様のベーシックモデル 、デザインバランスは完璧です !!

☝このシルバーもいい感じです !! 2代目はこのEF7型(Si)がデザイン的にはバランスが取れているように思います。

☝マイナーチェンジ後に追加されたSiRです。少し分かりづらいですが、ボンネットの中央部のプレスが凸型となり、ボンネットのパワーバルジが無くなっているのが分かります。SiRの車両重量は、エアコン・パワステレスで970㎏!!(エアコン・パワステ装着で1,000㎏)

☝レース仕様もなかなかいいです...

☝レース仕様もそうですが、少しローダウンしてもいい感じ...

☝YouTube/1991 Honda CRX Si Ver. IIより

シートベルトがドア側に付いているのはUS仕様と思われます。

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このブログは、機械、特にクルマ・バイクそして少しだけオーディオ好きなおじさんが思いつくままに書き綴るものです。

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