ALTEZZA AS200という選択

TOYOTA ALTEZZAも空前の国産旧車人気の中、価格が高騰しています。いや、正確には、RS200のマニュアルトランスミッションに限定されますが...

走行距離が少なく、程度の良い個体は200万オーバーの値段が付いています。

しかし、6速マニュアルトランスミッション搭載とはいえ、ALTEZZAに200万を超える大枚を叩けます?

そこで、視点を少し変えてみると6気筒のAS200の存在価値が浮かび上がってくるんです。RS200に比べ、かなり安価で入手することができます。

プラットフォームは評判の高かった2代目アリスト譲りのFRマルチプラットフォームが採用され、フロント及びリア共にダブルウィッシュボーン式サスペンションが奢られていることからも、トヨタがこのクルマの走りに拘っていたことが感じられます。実際、ターゲットはBMWの3シリーズだったと記憶しています。

AS200のオートマチックトランスミッションなら50万前後、6速マニュアルトランスミッションでも100万前後で手に入れることができます。

RS200には6速マニュアルトランスミッションと5速オートマチックトランスミッション、AS200には6速マニュアルトランスミッションと4速オートマチックトランスミッションが組み合わされています。

AS200には直列6気筒の1G-FE型(最大出力160PS/6200rpm、最大トルク20.4kgm)エンジンが搭載されていて、直列4気筒の3S-GE(最大出力210PS/7600rpm、最大トルク22.0kgm)を搭載するRS200よりむしろこのクルマのキャラクターに合っていると個人的に思います。ストレート6の滑らかさを味わえ、燃料はレギュラーガソリンでお財布には優しいんです。ちょっと意外に思われるかもしれませんが、ALTEZZAの場合、直列6気筒を搭載するAS200の方が直列4気筒を搭載するRS200より車両重量が軽量だったのです。これは、ハイメカツインカムと呼ばれた1G-FEがタイミングベルトで吸気側カムを駆動し、そこからシザースギアで排気側カムを駆動する方式を採用していて軽量コンパクトな設計だったからだと思います。

トヨタの伝説のマスターテストドライバー故 成瀬 弘氏が欧州を徹底的に走り込んで開発したコンパクトFRスポーツセダン、手に入れるなら今が最後のチャンスかも...

☝ALTEZZAのボディ・カラーの中では、ダークグレーマイカメタリック(1C6)が一番好きです!

☝直列6気筒の1G-FE、この時代のエンジンはまだフルカバーされることもなく、整備しやすそうでいい感じです!

☝今では貴重な存在となったコンパクトFRスポーツセダン「ALTEZZA」

デビュー当時、BMW E46に比べて華奢な感じがして、イマイチ好きではなかったんですが、こうして今見るとなかなかカッコいいと思います。(国産旧車にはこいうことがよくあります)

☝デビュー当時、子供っぽいとか揶揄されたクロノグラフ型スピードメーター。今見ると、いい味出してますよね!

前期型はセンターにスピードメーターが位置します。AS200で燃費計になっているところが、RS200では油圧計になります。

☝後期型のメーター、RS200はセンターにタコメーターが位置します。ご覧のとおりRS200では、油圧計が装備されますが、前期型とでは、水温計と油圧計の位置が逆になります。(AS200はスピードメーターはセンターに位置したままですが、RS200と同じく水温計と油圧計の位置が逆になります)当然ですが、レッドゾーンもAS200とRS200では異なります。

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