そろそろ新型の発表が噂されているNISSA FAIRLADY Z、現行34型Zのデザインの斬新さは今も色褪せることはありません。その特徴的なヘッドライト周りに目が奪われがちですが、バックビュー、リアからの眺めが現行型Zの最大の見せ場だと思っています。

走りの追及のために、先代モデルに比べホイールベースを100mm、全長で55mmも短くするなど様々な改良を行っています。

Zの心臓であるVQ3.7VHRエンジンは、VVEL（バルブ作動角・リフト量連続可変システム）の採用で3.7リットルという大排気量ながら高回転域まで軽快に吹け上る鋭いレスポンスを実現し、さらにシンクロレブコントロール付き６速マニュアルミッションによりシフトダウン時に瞬間的にエンジン回転数を高めて同期させることができるようになったため、右足のつま先でブレーキを踏みながら同じく右足のかかとでアクセルを踏むヒール＆トゥのテクニックが必要なくなりました。この動作はプロドライバーより速いそうです。

また、エンジンフード、ドアパネル、バックドアにアルミ合金を使って軽量化を図り、19インチタイヤを履きこなすユーロチューンドサスペンションを全グレードに採用するなど相当走りにこだわっています。

現行型Zで自分が選ぶとしたらVersionSか素のZ（ベースグレード）のどちらかです。最近、素のZをベースにした特別仕様車のHeritage editionも販売されています。

次期Zがどんな新しい技術を見せてくれるのか今から楽しみですね !!

2018.08

NISSAN FAIRLADY Z