HONDA CITY

AA / VF

初代CITY。トールボーイと呼ばれ、1200ccのコンバックスエンジンが搭載されていました。短い全長に対して全高は高く、シートポジションも高めで室内空間は広く感じました。

1981年11月の発売当初はR/E/PRO(商用車)の3グレードでスタート、後からTURBO(ターボⅠ)やマンハッタンルーフなどの車種が追加されました。(AA型)

デビュー当時、父と近くのディーラーに見に行った記憶があります。私は、それまでに無いコンセプトのCITYを一目で気に入りました。中でも5MTのRがお気に入りでしたが、商用車のPROのフロントグリルも悪くないと思いました。

初期型が好きなことが多い私にしては珍しいのですが、このCITYに関してはマイナーチェンジ後(VF型)のフロントグリルの方がシンプルでいいと思います。

この初代シティのターボ(ターボⅠ)にはいくつか思い出があって、ひとつは兄が短期間でしたが水色のドアミラー仕様のAA-13型を所有していてよく乗りました。PGM-F1というフューエルインジェクションにアイドリング時に息付きのような症状がある上、当時のいわゆるドッカンターボのため低速トルクが不足していて、発進時のクラッチワークには気を遣いました。

また、大学時代の友人をそそのかしてターボⅠを購入に至らせ、購入後に私が運転してあちこちに遊びに出かけたことを憶えています。(友人は購入後、ローン返済のためバイト三昧だったようですが、その間、私が彼のターボⅠを預かってました)

一番の思い出は、富士山へドライブに行った時、富士スバルラインで当時発表後間もない日産パルサーEXAキャノピーを試乗する故徳大寺有恒氏を見かけ、Uターンしてその試乗車を追っかけたことです。下りで、ターボⅠも相当な速さで追いましたが結局捉えることはできず、途中のパークングエリアで休憩している氏を見つけ一緒に写真を撮ってもらいました。その時、ターボⅠのブレーキローターを見ると真っ赤になっていたことをはっきり憶えています。

E-GA1/E-GA2

1986年10月に発売された二代目シティは、初代と打って変わってクラウンチングフォルムと呼ばれる低重心フォルムで発表されました。(コンセプトに一貫性が無いといえばそう言えなくもない...)

この二代目もデザインがシンプルで私は大好きでした。どちらかと言えば、こちらの方が好きでしょうか !? 発売当初はGG・EE・BBの3グレードでスタートし、ホンダ得意のシングルカム16バルブ(1気筒当たり4バルブ)のD12Aエンジンを搭載していました。特にマイナーチェンジ前(E-GA1型)のヘッドライトが小さくて愛くるしく眼差しで私の好みです。

1986年10月にマイナーチェンジが実施され(E-GA2型)シングルキャブ仕様のBE(1.2L)/CE/CG(1.3L)とPGM-F1仕様のCR-i/CR-Z(1.3L)の5グレードの展開となり、途中からCE/CE Fitなどが追加されました。

今、こんなベーシックなクルマがあったらいいなとつくづく思います。

☝マイナーチェンジ後のCITY Eです。シンプルでいいですよね !!

☝これは左ハンドルだから、輸出用の「JAZZ」と思われます !? バンパーに赤いストライプが入らないのもいいです !!

☝これは、初期モデルのRのインスツルメントパネルです。外観同様シンプルです(o^―^o)ニコ

☝こちらは、TURBOⅠのインスツルメントパネルです。スピードメーターだけがデジタル表示となります。エアコンの吹き出し口が丸形になっています。

☝初代シティー最強のCITY TURBOⅡです。マッシブなブリスターフェンダーで迫力あります!

☝2代目CITYです。「クラウチングフォルム」と呼ばれるローフォルムになりました。

 2代目は前期型モデルの目が小さくて愛くるしいでしょ !!

☝E-GA1を少しカスタマイズするだけでこんなにカッコよくなります。2代目CITYの外観はこの前期型の目がいいですね!これにE-GA2の100馬力エンジンを搭載するのがBESTなんですけど....

☝2代目CITYのマイナーチェンジ後はこんな顔になります。CR-i 、CR-Zのエンジン(D13C)はPGM-FIで100馬力にパワーアップされてます。CR-iはジムカーナではクラス最強だったと記憶しています。

この二代目でCITYは消え、ホンダの普通車のボトムレンジはLOGO、FITに繋がっていくのですが、CITYの方がコンセプトが明快でホンダらしかったと思います。80年代後半から90年代初頭にかけてFormula1で強かった黄金期のホンダからは後に語り継がれるモデルが多く発表されています。

※現在、ホンダは海外(中国、インド、パキスタン、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピンなど)で4ドアのコンパクトセダンをCITYの名で販売しています。

Blog macchina

このブログは、機械、特にクルマ・バイクそして少しだけオーディオ好きなおじさんが思いつくままに書き綴るものです。

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